2008-01-01から1年間の記事一覧

年越しだからと重い腰上げてやって来たのに明日はみな仕事で朝からいないらしい。五年前に越してきたこの家は本当にこじんまりしていて、灯りを消した部屋に母親の寝息が聞こえる中で私は座っている。ここには居場所ないし何してるんだ。そんな大晦日なので…

日光を浴びて漂っている埃はきれいだなあと思ってしまうし、頭の中も埃が積もっているようなもんだし、実際埃まみれの部屋に住んでいるのでここのタイトルを変えた。積もり積もればいいんじゃないかな。

気に入らない。そんなことを書きたいわけじゃない。長々と書いた文章を消しゴムで一気に消した。私に配られた藁半紙は消してばかりでいつも破れた。あー、いっそ書かないほうがいいんじゃないだろうか。白紙で出した高校最後の国語のテスト。先生は驚いたに…

免疫獲得?

視線前方に、だだっとランドセル揺らして走ってる男の子。私の前でぴたっと足を止めた。「明日から学芸会なんだ。」「そっか、がんばれよ。」と言葉を交わしたあとにこう言った。「でも風邪ひくかもしれない。」最近ぐっと冷え込んだしな、それともこの子緊…

まんじゅうはこわい

夢。 起床して居間に降りた。父と母が並んでお茶を飲んでいる。「おはよう。」ちらっとテーブルの上を見ると美味しそうなお菓子たち。 所変わって、なんか大学の構内みたいなところ。歩いているとCMの撮影に巻き込まれそうになって走って逃げる。途中で、…

気絶する女達

この映画は気絶する女性の美しさにスポットを当て、ただその瞬間をひたすら追い続けたものです。スクリーンに映し出されるのは何百人もの女性が気絶していくシーンのみ。 −『気絶する女達』 こんな映画があるかどうかは知らないが、今日の出来事。 つかつか…

夏休みのまとめ

昨日まで二週間の休暇をとっていた。とはいえ、お財布は空っぽだし、仙台を拠点にして18きっぷの旅TOHOKUの青写真は風に吹かれて飛んでいき、風船のような時間だけがふわふわと存在。ごろりごろりとテレビ、PC、ケータイ、ゲーム。気が向いたら猫を呼び、毛…

壜に詰めた春

通勤途中の車窓。目の前に満開の桜並木。高架上だったから桜色の雲の中にいるような気分になった。 小学生の頃、歩いて30分くらいの湖畔公園によくピクニックに行った。その公園はまだ整備されていなくて、ゆるやかなカーブの道でつながっているいくつかの芝…

私の顔

以下の写真から私の顔を想像してください。

変な時間に寝たものだから変な時間に眼が覚めた。 隣の部屋の馬鹿騒ぎ、降り続ける雨の音。 ヨーグルトに無花果ジャムをのせた。 ジャムをのばしたりかき混ぜたり。 ああ、無花果の色って一番好きな色かも知れない。 くもったスプーンに写ったさかさまの私に…

山こえて

来ることのできなかった人の所まで、山こえて谷こえて、私の声が届きますように。 この人のように、自由に楽しくできますように。 そうおまじないをしてから始めた。終わったら元気いっぱいピンク色のお花が届いてた。 あなたのところまで、私の声は聞こえま…

たこたこあがれ

仕事に身が入らず、ぼーっとしていたら、視界を白いものが横切った。窓辺を見やると、子どもが凧を揚げているようだ。骨のないぐにゃぐにゃの凧。 小学校の頃、凧揚げ大会があって、そのために冬休みに凧を作るのだけれど、父親が工作好きなものだから、私の…