ディア ノーバディ
- ノーバディーは最後ノーバディではなくなる。
- 決してハッピーエンドではないけれど、希望を感じさせるラスト。
- 大人になるということ。成長物語。
- お互いの母親との関係、自分もノーバディではないか。→自分探し
- 10代での妊娠という重い題材にもかかわらず、青春・爽やかさも感じる。→なぜ?
- ヘレンとクリスの対比、一方向ではないところもよい。
- 作者: バーリードハティ,Berlie Doherty,中川千尋
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1998/02
- メディア: 文庫
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favorite sentence
p244
父はあいかわらずぼくに背を向け、まるでかきまわさないことで金をもらってでもいるみたいに、フォークとボウルのあいだの微妙な緊張関係を維持していた。
p245
ぼくの決断とはかかわりなく、物事はこうして勝手に決まっていく。