武田百合子の文章は、淡々と書いてあるのに、読ませる力がある。生き生きしている。そして、泰淳と百合子の夫婦にあこがれる。読んでいると、百合子さんが「天衣無縫」と言われるわけがよくわかる。

 車の運転は百合子さんだと思うのだが、この人いつも車で出かけてビール飲んでいる。車で山荘にやってきた地元のおじさんたちもビールを飲んでいる。なんだか不思議。