読 富士日記

もう少しで、中巻が終わるのだが、全集だと下巻が品切れ。古書店もだめ。全集で揃えたかったのに、残念。文庫で読んで、全集は古書店をチェックしていくしかなさそう。

富士日記を読んでいると、小学生の頃まで住んでいた古い家を思い出す。10年程離れているが、山中で何となく似ているから?間取りや、いろいろな景色が浮かぶから、スケッチしてみよう。クロッキー帳買うこと。

武田百合子の文章は、淡々と書いてあるのに、読ませる力がある。生き生きしている。そして、泰淳と百合子の夫婦にあこがれる。読んでいると、百合子さんが「天衣無縫」と言われるわけがよくわかる。 車の運転は百合子さんだと思うのだが、この人いつも車で出…

東坡肉:【読み】とんぽうろう 埴谷雄高:【読み】はにやゆたか→『死霊』の作者 梅崎春生 「ボロ家の春秋」(『新潮』昭和29年8月号)で第32回直木賞(1954年・下半期)を受賞(同時受賞は戸川幸夫「高安犬物語」)。同年「砂時計」(『群像』昭和29年8月−30…

水蜜桃

武田百合子の『富士日記』を読んでいたら、「水蜜桃を買った」と書いてあった。 調べてみたら、中国原産、明治時代に日本に輸入、現在主流の白桃の原種みたいなのだが、蜜が水のようにしたたる桃だなんて、漢字を見るだけでとても美味しそうだし、「すいみつ…

花柳病 性感染症のこと。娼妓が働いていた場所を花柳界といい、そこから病気が伝染することが多かったために、花柳病という名がつけられた。 佐田啓二(名前は聞き覚えがあるが…) 俳優。松竹の戦後を代表するスター。中井貴一、中井貴惠は実子。 今日読んだ…